群馬県指定重要文化財。笠塔婆(かさとうば)一基。
笠塔婆とは、上部に笠石をのせた卒塔婆で、板牌と同じ性格である。
ここを通る道が小幡と新屋の両地域を結ぶ主要な街道であった。このあたりに居住した有力者が建てた塔で、鎌倉時代の仏教文化を知るうえで貴重である。
当地で産する天引石(砂岩)で造られ、鎌倉時代後期の正安元年十月廿日(一二九九)の銘がある。